闇金弁護士が知ってる闇の裏話

    
     

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真っ黒な闇金組織運営の実態

闇金弁護士はこれまで数多くの違法な貸金業者相手に毅然と闘ってきたわけですが、闘いに勝つには、そもそも闇金の素性と実態をよく理解しておく必要があります。かつて闇金融の多くは、反社会的勢力の資金源の主力として大事なポジションにありましたが、それが暴対法の施行や利息制限法の改定などで、事実上反社会的勢力の資金源として成立しえなくなってきました。その一方で最近暗躍してきているのが、反社会的勢力ではない一般の人がこういった違法な貸金行為を行っており、普通の人が普通の人を恫喝しているという実態です。またこの普通の人の向こうには回収してきた資金を取りまとめる胴元がおり、この胴元が海外のマフィアなどと深くつながっているという噂があるのです。つまりかつての闇金融と今の闇金融を比較した時、一般の企業と見分けが付かないような営業所で、一般の人が違法な貸し出しを行い、違法な取立てをしているということになります。昔はあからさまに怖い人が取り立てをしていた時代から一転、現在は海外の反社会的勢力をバックに従え、普通の人が普通のオフィスから違法な闇金営業を行っているのです。闇金弁護士はかつての闇金と最近の闇金が根本的に違う事を良く理解して居ます。昨今、振り込め詐欺の実行犯が海外から日本向けに電話をして、振込みの指示をするとか、出回っている貸金業者の事故者リストをもとに電話をするのもすべて最近は海外から行っているようで、金融犯罪の国際化が社会問題になっています。昨今の闇金問題もそのひとつに過ぎないのです。

逮捕されない為に書面は残さない

闇金弁護士の多くが実感として感じる事に、闇金業者はしたたかであるという事が挙げられます。闇金業者は自分たちが違法な貸金業を行っているという自覚があります。そして年利400%から500%という金利が常識はずれな法外な金利である事も知っています。それ故、万が一警察の事務所に対する家宅捜索が入ったとしても、自分たちの身を守る為に契約書のような書面、また事故者リストなどのデータファイルもすべて残しませんし、残したとしてもマイクロSDカードのような非常に小型のデータファイルに落として、肌身離さず持ち運んでいる為、もし事務所に警察の家宅捜索が入ったとしても、闇金の営業実態を示す決定的証拠は押さえられないようにしているのです。特に紙の取扱は厳重で基本的に書面は一切残さず、すべてデータ化された情報を海外のクラウドなどで保管し、複数の闇金業者間で共有されています。逮捕されない為にはあらゆる事に対して抜け目ないのが闇金業者なのです。これまで闇金弁護士の多くは彼らの実態解明に多くの時間とエネルギーを注いできましたが、なかなか営業実態が具体的に掴めずにいました。ところが最近は闇金弁護士も警察と連携し闇金撲滅のために情報を共有し被害者救済に乗り出していますので、その実態は徐々に明るみになってきていると言えます。しかし彼らも営業所を国内から海外へシフトするなどあの手この手で逃げ道を模索して居ますのでなかなか闇金の大元の検挙にいたって居ないのが実情です。

闇金は資金洗浄で出所を隠す

闇金業者自体が昨今、だんだん国際化してきているという事の他に、闇金弁護士がもう一つ実感している事として、闇金ビジネスが国際犯罪組織の資金源になっている可能性が高いという事が言われています。というのも昨今の金融犯罪の被害額は年々増加の一途を辿っており、去年のその額は559億円にも上ります。闇金の被害額もここ10年で減少傾向にあるというものの、それでも年間100億円近い被害額が出ており、それだけでも660億円もの額が国内の金融犯罪の資金として集められているのです。そしてその多くは海外でマネーロンダリング、つまり資金洗浄され国際的な犯罪組織の資金源になっている事が判明し国内の監督官庁も金融犯罪の撲滅に本腰を入れて対策に乗り出しました。かつての闇金はあくまで自分たちの生活の糧として、闇金をやっていたわけですがそれがいつからか反社会的勢力の資金源となり、やがて国際的な犯罪組織の資金源となるというこの流れから、この先、いくら闇金を潰してもまだまだ闇金は減る事は無いし、まだまだ増加の一途を辿るであろうという不安を闇金弁護士たちは抱いていましたが、ここ数年金融庁や警察庁がこういった犯罪資金の流を断ち切る為、犯罪収益移転防止法に基づいて資金の流れに注視するようになってきました。闇金業者の資金洗浄の手段は、物に変え、証券に変え時には目に見えない電子マネーに変えてしまうので、手口として大変巧妙である事は間違えありません。

絶体絶命の命がけのエピソード

テレビでご覧になられたことがある方もいるかもしれませんが、闇金弁護士の元祖とも言うべき宇都宮健児弁護士の闇金業者とに応酬が、あまりに緊迫しており、見ている側も息を飲むようなシーンばかりだったのが印象的でしたが、闇金弁護士はこれら暴力的な闇金業者と毅然と対峙するシーンがよくあります。したがってこういった応酬は別に珍しいものでもないわけですが、闇金弁護士といえど人ですから、当然高圧的に迫ってくる闇金業者との話合いは緊張しますし恐怖に怯えることもあります。そんな闇金弁護士をやっているが故に経験するエピソードをここでご紹介しますと、ある闇金業者との電話での話合いに折り合いが付かずいた時の事、直接闇金弁護士の事務所に強面の闇金業者が大挙して乗り込んできて、弁護士を恫喝するといったエピソードがあります。如何せん、相手は先ほどまで電話で話していた相手な訳ですからそれが今自分の目の前に居るとなると、絶体絶命のピンチですし、またかれらの対応は極めて紳士的でありながらも集団で来たこともあり、大変不気味です。そんな極限の精神状態の中であっても闇金弁護士は債務者や被害者に代わって彼らとの話合いをしていかなくてはならないわけですから、大変な仕事ですし、一歩間違えたら弁護士自身が身の危険にさらされる可能性もあります。勧善懲悪な時代劇的な視点からすると闇金弁護士は善で闇金業者が悪の構図になるわけですが、実際は悪が勝利することもありますので気の抜けない仕事なのです。

相手が反社組織なら警察介入も

闇金業者もかつては反社会的勢力が大多数を占めていた時代があり、彼らにとっての貴重な資金源となっていた時期がありましたが、其れも今ではすっかりかつての勢いは影を潜めました。それもこれもすべて警察と民間が協力し反社会的勢力を社会から根絶するために動いたおかげであり、それに依って反社会的勢力直営の闇金業者も激減していきました。しかしそんな闇金業者も今は姿を変えて一見、普通の金融業者を装って営業し違法な貸付を行っている業者が俄かに増えてきました。またある闇金弁護士事務所の独自の調べによりますと、まだ一部の闇金業者が暴力団直轄の疑いがあるとのことで、完全に反社会的勢力との関係が根絶されていないようです。もし今現在、闇金を利用しており暴力団をにおわす様な脅し文句を言ってくるとか、反社会的勢力独特な過剰な金利の請求に悩んでいるのであれば、まずは闇金弁護士に相談するか、または一度警察へ相談されても良いかもしれません。もしその脅しが間違えなく反社会的勢力であることが判明した時点で、警察は恐喝罪容疑、または詐欺容疑で捜査を開始しますし、場合によっては事務所や営業所を一網打尽にする可能性もあります。ただ今のこの時代にヤクザは自分たちの事をヤクザとはまず言いませんし、逆に自分の事をヤクザという闇金は違った意味で少し怪しい業者のような気もしますので、慎重に見定める必要があります。

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