闇金弁護士はこうして生まれた

    
     

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闇金弁護士の元祖とも言うべき弁護士がいます。その名は宇都宮健児氏であり、宇都宮弁護士はこれまで数多くの多重債務者を貸金業者や闇金業者から救済してきた、敏腕弁護士です。宇都宮弁護士は2000年代前半、全国各地で問題となっていた闇金からの違法な取り立てや、闇金からの強烈な脅しにも毅然と立ち向かい、それまで警察すら太刀打ちできないと言われてきた、闇金業者の違法性の高い悪質な金利返還を成功に導いてきました。ただそこに至るまでの間には大変な苦労と大変な時間が掛かった事も事実ですが、宇都宮弁護士がこれまで築き上げてきた違法金利の返還スキームを継承した弁護士たちが、今まさに闇金弁護士として全国各地で闇金からの取り立てに悩む、多くの多重債務者たちを救済に導いているのです。今回はそんな弁護士の中でもとりわけ身の危険の伴う、リスキーな弁護士でもある闇金弁護士についてお話していきたいと思います。闇金弁護士と債務整理の弁護士とは似ていますが、ちょっと異なります。やまは弁護士の中でも闇金弁護士はちょっと怖い方々と債務減額交渉や違法に取り過ぎた金利を返してもらうための返還請求をしていく必要がありますので、人間的に毅然とした対応が出来る人じゃないとそもそも勤まりません。そんな生命のリスクに果敢に挑む闇金弁護士ができる仕事、つまり依頼できる仕事はどのようなものになるのでしょうか。今回は闇金弁護士に依頼できる仕事や、闇金弁護士だからわかる闇金グループの取立ての手口や、誰にも言えないような闇金にまつわる裏話、そして闇金から違法な取り立てにあった時、そして合わないようにするためにどうしたら良いのかといった事を詳しくお話していきたいと思います。もし今現在、ちょっとした見通しの甘さから闇金に手を出してしまったような人や、闇金からの激しい取り立てに頭を抱え、借りてしまった事に対して後悔している人がいたとしたら、是非ご一読いただきたい内容となっております。

闇金弁護士のパイオニア的存在

時は1990年代バブル経済が崩壊し、日本国民がまだバブルの余韻に浸りながらも徐々に所得水準が低下し、消費者金融の利用者が徐々に増えはじめ半ば貸金業界の黎明期を迎えようとしていた頃、彼ら利用者の中に後に起きる債務整理や自己破産といった債務トラブルを予見して居た人が果たしてどれほどいた事でしょうか。そしてそれはまさに消費者金融業界の絶頂期、闇金弁護士という名前すらなかった頃、既に社会では闇金業者による違法な貸付や違法な取立てが社会問題化していました。そして彼ら、違法な貸金業者に対し戦いを挑んだ弁護士こそが闇金弁護士のパイオニア的存在である宇都宮健児弁護士だったのです。宇都宮弁護士はまだ日本に闇金と毅然と闘う弁護士が居ない時代から、果敢に違法な貸付や取り立てを行う闇金融業者と闘っていましたが、消費者金融の年利3割にもなる貸付金利や、10日で1割や10日で3割などの年利500%以上にもなる違法な悪徳業者の貸付を問題視しており、かつてから社会に対して声を上げていたひとりでした。その宇都宮弁護士が闇金弁護士としてクローズアップされたのがテレビの特集で、違法な取り立てに果敢に挑む姿が放映され、それは大反響を呼び全国の多重債務者や悪徳金融からの過剰な、そして違法な取り立てに悩まされている債務者たちが、藁をも掴む想いで縋った方が宇都宮弁護士だったのです。宇都宮弁護士は後に債務問題に精通し、また闇金問題に精通した闇金弁護士として幅広く社会に認知され、多くの債務者たちを救済の道へと導いていったのです。

闇金弁護士にすがる多重債務者

まさに社会がお金の浪費をいとわなかった頃、貸金業界も大変に潤った時代がありました。そしてきらびやかな生活が誰しも送れるのだと信じて止まなかった時代でもありました。ところがバブルが崩壊し、国民の生活レベルはジリジリと低下し、消費者金融に安易に手を出し、やがて闇金にまで手を伸ばすなんて構図が徐々に形作られていき、返済できない人達が暴力的な取立てに怯えながら生きていかないといけないという社会問題が新たに生まれました。しかし当時は闇金弁護士という存在もありませんでしたし、また警察も民事不介入で関与できないトラブルであったため、債務者としては完全に窮地に追い込まれている状態であり、またこういった時に法律が救ってくれるという社会の認知度も低く、臓器売買で脅すなどした暴力的な貸金業者の言われるがまま、しぶしぶ高利な支払いを続けていった時代でもありました。闇金弁護士はそんな社会の高いニーズから生まれたといっても過言ではありません。社会はまさに闇金と高利な貸付を続ける消費者金融と闘ってくれる弁護士を求めていたのです。そういった意味では闇金弁護士が生まれるべくして生まれたといっても差し支えないでしょう。闇金や消費者金融の過剰融資や金利の問題に関しては多様な意見が社会にはあります。高利で貸付けをした側に責任があるとか、または予め高利である事がわかっていながら借入する側の責任などいろいろな意見がありますが、一つ言える事は闇金弁護士が社会的に認知されてきたことで、闇金が悪い存在であることや、借りる側もやむを得ない事情を背景に借入しているため、能動的に借入している訳ではないという事は闇金弁護士たちの頑張りの結果であることは間違えありません。

多重債務問題が社会的注目される

社会が不況に陥り長い期間、社会の現金の流れが停滞していけば、当然所得も減少していきますので、給与は減り消費者金融や貸金業者のお世話にならないといけない事もあるかもしれませんが、問題は彼ら貸金業者の貸付の手口で、債務者は一生懸命に完済に向けて努力しているというのに、消費者金融業者などは余裕枠が少しでもある顧客を見つければ、積極的に販促を行い余裕枠を使わせるという方法をこれまで取ってきました。いわゆるテレマーケティングという手法です。これによって違法な貸金業者や消費者金融の貸付残高は飛躍的に増大した一方で、返済できなくなり多重債務化する債務者も増大しました。多重債務の問題が社会問題化してきたのは、2000年代初頭、全国各地でこういった債務トラブルの相談が弁護士事務所や消費者センターへ寄せられていました。しかし根本的に貸金業者の営業を制限する法律がなく、言い換えれば貸金業者のやりたい放題の野放しでありました。貸金業者が債務者から過激に取り立てをしても、借りた方が悪いという社会の風潮と、それによって後ろめたさを感じながら苦しめられる債務者の心情を救えるのは、やはり闇金弁護士のような存在しかいなかったのです。実際に、闇金弁護士のニーズは2000年代からあった事は事実でしたが、それを志そうとする弁護士は非常に少なかったのです。やはり身の危険がリスクであり弁護士なのにあまり大きな利益が出にくいというのが大きな理由でした。しかし多重債務者の問題が社会的に大きく取り扱われるようになると、これまでの貸金業者優位だった風潮は一気に債務者に対する同情に変わるのです。

毅然と立ち向かう闇金弁護士

これまで社会の認識と風潮は消費者金融からお金が借入出来なくなり、闇金に借入を申込するのは、自身の経済管理の未熟さから来るものであり、理解できるものではないという風潮が大半を占めており、社会的に認められるものではありませんでした。しかし社会の多重債務者問題が深刻化して、テレビやマスコミでもこういった脅してお金を回収する闇金ビジネスが多く取りあげられるようになり、そういった姿に疑問を抱き多重債務者たちに対して、同情的になる視聴者増えていきました。また多重債務者を守る為に動いた弁護士たちも、闇金弁護士という名前こそないものの、極限まで追い詰められた精神状態の中で毅然と闘っていったのです。後の悪徳金融業者の裏話の中に、当時闇金弁護士が誕生したことは、貸金業者側としても全く予期して居なかった事であり、どのように対処していいかわからなかったそうです。なぜなら悪徳の貸金業者というのは、恫喝して債務者を恐怖のどん底に叩き落して資金を回収するのが王道的な資金回収方法なのにも関わらず、闇金弁護士には何を言っても、すべて法律という物差しを使い合法か違法で返してこられる為、やがて打つ手がなくなって来るのだそうです。つまり法律を熟知しているからこそ生まれる精神的な余裕から、どんな恫喝や脅しもすべて手段として使っているものである事を読まれてしまっていたのです。したがってどんな脅しも恫喝も闇金弁護士には通じず、やがて根負けした多くの闇金業者が闇金弁護士の前にひれ伏していくのでした。

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